2021年01月05日のMリーグ第一戦。
年が明けて今年初出陣となったパイレーツの瑞原明奈選手が、ようやく約2か月ぶりの今季2勝目を上げました。
そして、勝利者インタビューでは、前回勝利時はまつかよからの「大好き」を無茶ぶりされた影響か、忘れてしまっていた勝利時の敬礼ポーズも披露。
倍満2回、満貫7回が乱れ飛んだ乱打戦を振り返りつつ、試合後のアッキーナの可愛い喜びようなどもご紹介します。
~ 目次 ~
前回勝利時の11月13日は女流対決を制したアッキーナ
アッキーナはこの試合前まで今季まだ1勝。
11月13日と、約2か月も前に遡るのですが、その時はなんとソニー損保のCMに出演している女流4人による対決の時でした。
↓こちらの記事にもその時の対戦を書きました。
この時は、勝利者インタビューの時に、まつかよから、ソニー損保のCM時のセリフ「だいすき」を、半ば強制的に言わされ、恥ずかしそうに顔を隠してしまったアッキーナ。
これはこれで可愛かったので、パイレーツファンとしては嬉しかったのですが、そのせいで勝利時の敬礼ポーズは見られませんでした。
今回は、この女流対決以来の勝利で、ようやく勝利者インタビューでの敬礼も見れましたね。

東発から勝又選手の倍満ツモ
出場選手は、こんな感じ。

東家から、
和久津晶(セガサミーフェニックス)
瑞原明奈(U-NEXT Pirates)
勝又健志(EX風林火山)
瀬戸熊直樹(TEAM RAIDEN)
この試合は、とにかく乱打戦と言うか、大物手が成就しまくりましたが、まず開局でいきなり勝又選手の倍満が飛び出します。

リーヅモタンヤオ 表ドラ4 裏ドラ1 赤ドラ1の、お釣りがくる倍満。
いきなりとんでもない手をツモられ、「今日もアッキーナ、厳しいかぁ」と挫けそうになりました。
東2局に親倍満をツモってトップに躍り出る
しかし、今日のアッキーナは違う!
パイレーツらしくない(笑)、大物手を次々と上がっていきます。
まずは親を向かえた東2局0本場で、メンタンピンツモに赤1で4000オール。

これで勝又選手との差を詰めると、1本場では親倍炸裂で8000オール!

一盃口になる高めをツモリ、しかも裏裏という望外のあがりで、リーヅモ一盃口、表ドラ2赤ドラ1裏ドラ2。
解説の渋川難波さんも、「跳満まではイメージできたけど倍満までとは」と驚くあがりで、たった2局で勝又選手を抜いてトップに出ました。
ツモだけで8,000、4,000、8,000と点棒を失った和久津選手の立場に自分が座っていたら、やってらんねー、と思ってしまいそうですが。。
一度抜き返されるも、南場の親番で再度トップに
さて、この対局、アガり回数が全部で11回ありましたが、この後も何度も満貫以上の大物手があがられていきます。
流局や勝又選手の比較的安いアガり2つでまだ瑞原選手がトップを維持したまま迎えた東3局7本場。
和久津選手が1段目で早くもこのホンイツを聴牌。

リーチかな、と思って観ていたらダマに構えられ、直後に瑞原選手が1筒切ってぶっ刺さり。

満貫の8,000に、7本場も地味に大きくて10,100点を失い、この時点で一時トップの座を勝又選手に明け渡すことになります。
南場に入り、南1局1本場ではここまで我慢していた瀬戸熊選手が、満貫をツモって和久津選手をかわし3着目へ。

瑞原選手の親番、南2局。
ここでリーヅモドラ赤の4,000オールをツモって、これで勝又選手を再度抜き返します。

これでアッキーナのトップが見えてきたと思った南2局1本場では、勝又選手が和久津選手からリーチピンフドラ赤の満貫出上りで追いすがる。

11月13日のソニー損保対決以降、2着や3着が多く、なかなか勝ちきれなかったアッキーナ。
この日も簡単にはトップは取らせてくれません。
最後は和久津選手に満貫差し込みで終局!
しかし、続く南3局0本場。
たった今振り込んだ和久津選手が、勝又選手からリーチ赤赤裏のインスタント満貫で取り返し!

オーラスを迎えて点棒状況はこうなりました。

上と下が2つに完全に分断された形。
アッキーナは勝又選手とは14,500点の差。
勝又選手は、下との差が大きくてじっくりと手作り出来る状況なので、アッキーナとしては自分であがるか、和久津選手に3着に着アップするアガりをしてもらうか、といったところ。
ここで、和久津選手があまり大きな手も必要ない中、中をポンしてホンイツに向かいます。
おそらく、これくらい分かりやすくした方が、勝又選手や瀬戸熊選手に上がられるのが嫌なアッキーナが振り込みやすいという算段もあったかもしれません。
そして、7索待ちの聴牌から5索を引いて4-7索6-9索の四面待ちになったところで。。

アッキーナ、少考の後、見事に9索を抜いて差し込み!

仮にドラが固まっていて跳満まであってもトップを維持できることからの見事な抜き打ち。
これでアッキーナは、今季2勝目をあげました。
今季初の勝利者敬礼ポーズ
スタッツを見ると、アッキーナのアガりは3回で、全部親での倍満1回と満貫2回。
全員トータル11回の和了の内、満貫が7回で倍満が2回も乱れ飛ぶ打ち合い(というかツモリ合い)を制しました。

まつかよによる勝利者インタビューでは、「前回出来なかったので」と自分でもことわって敬礼ポーズを披露してくれました。

これでこの試合を終えて、パイレーツは7位から5位へジャンプアップ!

たった2日前の1/3、第一戦を終えた時点でのマイナスが250以上だったことを考えると、たった2戦でここまで戻したのは大きいですね。
試合後の控室や振り返り
パイレーツもチームとしてよほど嬉しかったのか、試合後の控室凱旋の様子をすぐさまTwitterにあげてます。
特にパイレーツは「素点も大事」を常々言っているので、最後の満貫差し込みの是非を控室に戻るなり会話し始めますが、とにかくアッキーナはトップが欲しかったとのことであの選択に。
「だいすき」言ってもよかったのに、というバッシーの言葉に間髪おかずに、
「嫌ですよ!」
「頭おかしいですよ、ずっとだいすき」
と若干キレ気味に怒るアッキーナも可愛いですね。
1月3日に増上寺に必勝祈願に行ってきたというパイレーツメンバー。
剛さんは全くそんなの関係ないと言うでしょうが、さっそくご利益もあって2021年の良い滑り出しを切れたパイレーツ。
まだ今年に入っての4戦で出場していないアサピンさんにも、去年の誤ツモやら切り間違いの件は綺麗さっぱり忘れてもらい、パイレーツにはなんとか連覇を成し遂げてもらいたいです!!
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