WordPressを使ってブログ記事の投稿を続けていると、ある時から全て英語のコメントが大量に来るようになりました。
内容を確認してみると、いわゆるスパムコメントというやつで、記事に関係ない文章が書かれています。
コメントは承認制にしているので、コメントがフロントに表示されることはないのですが、内容を一つ一つ確認し、削除していくのは正直手間が掛かります。
スパムコメントをブロックしてくれる方法は幾つかありますが、ここでは手軽かつ無料で英語のみのコメントをブロックしてくれるプラグイン「Throws SPAM Away」の導入方法と、導入した結果を紹介します。
スパムコメントの状況
記事投稿を始めて3か月前後、投稿記事数50を超えたあたりから、大量に英語のみのコメントが届くようになってきました。
このような感じです。
現状は未確認のコメントが17件となっていますが、コメントされ始めた当初は手作業で削除していたので、実際にはもっと大量に来ています。
削除した分も合わせて、大体3日連続で十数件~数十件のスパムコメントが来ました。
コメントの内容自体は、例えば一番上のコメントであれば、
Looking forward to reading more. Great blog post. Really thank you! Want more. Chicky Courtnay Handel
と書かれていて、Google翻訳すると、
続きを読むのを楽しみにしています。 素晴らしいブログ投稿。 本当にありがとうございました! もっと欲しい。 チッキーコートネイヘンデル
こんな感じです。
次のコメントだと、
Some genuinely nice stuff on this site, I like it. Ginnifer Wilmer Marsiella
これを機械翻訳すると、
このサイトのいくつかの本当に素晴らしいもの、私はそれが好きです。 ジニファー・ウィルマー・マルシエラ
なんだか、記事を褒めてくれるような文章になっているので、これだけだと悪い気分もしないのです。
が!
一応画像にはぼかしを入れましたが、コメント時にサイトURLを入力する欄があり、そこに怪しそうな外部サイトのURLが入力されています。
ここに誘導しようという訳ですね、きっと。
「Throws SPAM Away」とは
コメント機能自体は無効化せずに生かしておきたいので、幾つかあるスパムコメント対策用のプラグインから、今回は「Throws SPAM Away」というプラグインを導入しました。
WordPressのスパム対策として有名なプラグインに「Akismet」というプラグインもありますが、調べた感じだと、以下の2つが個人的にネックでした。
1.設定が少し複雑
2.商用利用だと無料で使えない
1については、最初に一度やるだけですし、そこまで大きなハードルでもないのですが、2については、当ブログはAdsenseなどを導入していることもあり、避けた方が良さそうです。
「Throws SPAM Away」は、英語のスパムコメント対策として有名で、設定もシンプルです。
日本語の最低文字数設定が出来るなど、全て英語のみのコメントしかブロックできないといった融通の利かなさも無いので、現状のわたしの状況であればこれで十分と判断しました。
プラグインの導入と設定項目
では、さっそく「Throws SPAM Away」を導入してみましょう。
といっても、プラグインのインストールから、最低限の設定まで、ものの2~3分で完了します。
まずは、WordPressのダッシュボードから、プラグインの追加を行います。
プラグインの導入方法を忘れてしまったという方は、以下の記事も参考にしてください。
検索窓に「Throws SPAM Away」と入力して検索すれば、一番最初に出てくると思います。
インストール後の有効化まで済ませると、WordPressのダッシュボード上(左メニュー)に、「Throws SPAM Away」という項目が追加されています。
一番下の方の、「設定」の下あたりに追加されていると思います。
クリックすると、細かい設定用の画面が表示されます。
とりあえず英語のみのコメントは全ブロックで問題ない!という場合は、デフォルトの設定のままで特に問題ないと思います。
デフォルトのままなのであまり意識しなくてもよいですが、特に上記の設定が重要です。
・日本語が存在しないコメントの場合は無視(スパムと判定してブロックする)
・タイトルの文字列は日本語としてカウントしない
下の設定については、スパムコメントを送る側もこのプラグインへの対抗策としてなんらかの日本語を入れる為に、記事タイトルの文字をコメント本文に入れてくるといった事をしてくる可能性がある為、対策として入れています。
他に設定項目として「URLっぽい文字列が本文に入っていた場合にスパム認定するか否か」という項目や、NGワードの設定、コメント投稿欄に掲載する注意文言の変更といった設定も出来ますので、自分の環境に合わせて設定してみてください。
繰り返しになりますが、基本的にデフォルトの設定で問題ないと思います。
ただ、このプラグインは使いやすさを優先しているのか、設定項目数はそれほど多くなく、しかも分かりやすいものばかりなので、ざっとだけ一通り目を通しておくと良いです。
設定後のテスト
設定が終わったら、念のため自分でコメント投稿してみて、英語のみのコメントがブロックされるかテストしてみましょう。
普通に日本語込みのコメントを投稿した場合はWordPressのダッシュボード上のコメントに表示(受信)され、以下のように本文に英語だけのコメントを投稿した場合にコメント登録されていなければOKです。
対策後の状況
3日連続で十数件~数十件の英語のみのコメントが来ていたのが、「Throws SPAM Away」を導入してから10日間以上経ちますが、ピタッと送られてくることがなくなりました。
たまたまの可能性もゼロではありませんが、当面は問題なさそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
スパムコメント対策としては、「Akismet」プラグインを始め、状況に応じて幾つかの対策方法がありますが、当ブログと同じように、とりあえず英語のみのコメントは一律でスパム認定して問題ない、という場合には、「Throws SPAM Away」は有効な選択肢だと思います。
導入も設定もものすごく簡単なので、いちいちコメントを手動削除している方は、導入を検討してみてください。
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