CBCのYouTubeチャンネルで配信されている「川上井端のすべらない話」。
中日ドラゴンズOBの川上憲伸と井端弘和が、毎回二人であるテーマについて語り合う動画ですが、二人(特に憲伸)がちょいちょいジョークを入れたり、先輩後輩問わず毒舌入れながら弄っていたりと、ドラゴンズファン必見の動画になっています。
今回はこちらのチャンネルの動画をご紹介します。
元プロ野球選手たちが会話している動画を色々見ましたが、技術的な話などは置いておいて、単純に笑えるという点でいえば、この二人の動画は抜群に面白いです。
2021年2月15日時点でチャンネル登録者数は5.02万人ですが、少なすぎないですか!?
ドラゴンズファンなら登録必須ですね!
2007年日本シリーズの完全試合の裏側を憲伸が暴露!
「川上井端のすべらない話」の第一回目は、ドラゴンズが53年ぶりに日本一となった2007年の日本シリーズを振り返っています。
山井大介が8回まで完全試合を継続していたあの試合。
落合監督の非常采配が物議を醸した、山井→岩瀬の交代劇は、未だに賛否などが議論されたりします。
ちょっとずつ証言が食い違っていたりする部分もあり、本当のところどうだったのかは謎な部分も多いですが、少なくとも「山井の気持ち」という部分では、ロッカールームの山井の様子を見ていた憲伸がこの動画で一つ答えを出してくれました。
憲伸曰く、9回始まる前にロッカールームに入ってきた山井。
ビックリして憲伸が「どうしたの、大ちゃん!」と声を掛けると、山井は「いやぁ、いやぁ」と言うばかり。
そこに、ピッチングコーチの森繁和も入ってきて「おい!どうするんだよ?」と山井に問う。
どうなるんだろうと憲伸が見ていると、森コーチは「岩瀬!岩瀬!」と言ってロッカーを出て行ってしまう。
その時パッと山井の方を確認した憲伸の眼には、がっくりとうなだれる山井大介が。
憲伸はこの時、まだ状況をよく理解しておらず、岩瀬に交代するとは思っていない為、山井に「頑張れよ」と声を掛けると、山井は「いや、交代です。なぜか交代なんですよ。。」と。
このあたりの真実は、未だに謎だったり問題になっていたりして、チームメイトで当事者の一人である井端ですらあまり分かっていないようですが、川上憲伸は言います。
「真実を川上カメラは見た」
松井秀喜と井端の意外な交友
ジャイアンツとMLBのヤンキースで活躍した松井秀喜について語った回。
井端と松井の意外な交友関係が明かされます。
まずは憲伸から見た松井秀喜。
プロ2戦目でジャイアンツと対戦した憲伸は、バッターボックスに入る松井と対峙した際、
「ごっつい顔が大きく見えた」
「松井さんの福耳を見てすごく感動した」
と、ちょっと松井を弄りつつ印象を語ります。
「なんつっていいか分かんねえぞ、それ」と苦笑いする井端。
続いて井端と松井のエピソード。
「(松井に)よくしてもらった」と意外な関係を語る井端。
初めての交流は井端が初めてオールスターゲームに出場した2001年。
第三戦の札幌の試合前日、アオダモの植樹に各球団から一人ずつ選ばれて参加したのですが、ドラゴンズからは井端、ジャイアンツからは松井が参加。
植樹中に松井から「今日、何してんの?メシ行こうか」と声を掛けられたのが最初の会話とのこと。
鉄板焼き屋での食事の後、「飲みに行こうか」と誘われて次の店に行くと、入店と同時に松井は寝てしまう。
しかも起きたと同時に「出ようか」と退店。
バーを仮眠場所に使う松井、さすがですね。
ちなみに、井端と松井は一学年差で、高校時代には甲子園(井端が2年時の春の選抜)で対戦経験もあるんですね。
松井がオールスターの時に、なぜそれまで一度も交流の無かった井端に声を掛け、食事に行ったのか理由は分かりませんが、不思議な縁はあるようです。
憲伸と井端の先輩・岩瀬いじりが酷いw
個人的に、「川上井端のすべらない話」で、2021年2月現在、一番楽しいのが二人の岩瀬弄り。
憲伸と井端は大学卒の1997年ドラフト組。
翌年の1998年ドラフト組が福留と岩瀬で、福留は高卒後の社会人出身なので年齢的には二人の2歳下、岩瀬は大卒後の社会人2年目を経てのプロ入りなので二人より1歳上、という関係。
憲伸が「(岩瀬は)よく、どうでもいいところにご馳走に連れて行ってくれた」と話し始める、カレーハウスCOCO壱番屋事件。
岩瀬の本当にすごい球種はスライダーじゃなくて、「(良く動く)きったない回転のストレート」というエピソード。
井上一樹や中村武志といった懐かしい名前も登場して、二人の岩瀬いじりが止まりませんね。
もちろん憲伸も井端もドラゴンズ歴代の中でも抜群の成績を残した偉大な選手ですが、岩瀬は記録上も日本一の数字を残したナンバーワンのストッパーであり、年齢も二人より上。
なのにどうしてここまで小ばかにしながらエピソードを語れるんでしょうね。
極めつけに大爆笑したのが、動画の最後に語られた話。
大学時代、憲伸も岩瀬も全日本のセレクションに選ばれて合宿に参加。
当時、明治大学の憲伸は既に名前が通った存在。
逆に岩瀬はまだ無名で、しかも当時は外野手。
憲伸としては、「友達がいなくて、いつも一人で弁当を食べていた」という印象で岩瀬を見ていた模様。
それから数年後、憲伸に遅れる事1年、プロ入りした岩瀬は憲伸に会って一言。
「ケンちゃん、覚えてる?ケンちゃんがバカにしていた、外野手の岩瀬です」
今シーズンからドラゴンズ復帰の福留も弄る
2021年シーズン、ドラゴンズにとって大きな話題の一つが福留孝介の復帰。
そんなに簡単じゃないとは思いますし、MLBからの復帰時にタイガース入りを選んだことで個人的に福留に対しては複雑な感情がありますが、どうなるのか楽しみなのは間違いないです。
その福留についても二人はこちらで語っています。
憲伸は当初、福留をチャンスで打ってくれない(援護してくれない)バッターと見ていて、
「結構「ここで!」っていう時に応えてくれないな」
と評価していた模様。
後輩とは言え、ズバッと切りますね。
また、2002年の松井秀喜三冠王を阻止した首位打者獲得時のエピソードや、賞金の出ていた札幌ドーム第一号本塁打をジャイアンツの選手もみんな狙っている中、初回に先頭打者で達成してしまい回りが白けたという空気読めない男扱いする話など、同僚選手だからこそ出てくる面白エピソードで満載です。
福留をテーマにした動画は二つ上がっていることからも、話題に事欠かない選手という事が分かりますね。
まとめ
1997年のドラフト同期で、年齢も同じ憲伸と井端。
二人の会話は息がピッタリで楽しいです。
ここで紹介した動画以外にも、ドラゴンズ関係でいえば星野仙一や落合博満、立浪和義といった恩師や大先輩から、上原浩二や高橋由伸といった二人と縁の深い他球団の選手を扱ったものまで、ドラゴンズファンとしてはたまらない話題について語り合ってくれていますよ!
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