U-NEXT Piratesのバッシーこと石橋選手がまたまた魅せてくれました。
滅多にお目に掛かれない裸単騎待ち!
赤牌切っての跨ぎ待ちや、役満聴牌(がほぼ確定している)相手がいる状況でのリーチなど、色々と話題を振りまいてくれて、そのたびに「良いブログネタ見つかった!」と記事にしてきましたが、今日もこれに触れないわけにはいきません。
東場の状況
12月24日はクリスマスイブ。
Mリーグの対局は、この日と翌25日で年内の全日程が終了。
つまりこの日対局があるチームにとっては年内最終戦という事になります。
2戦目では、ついにハギーが今季初トップを取ったり、コバゴーさんがようやく右手復活したりと、そちらも観ていて楽しい対局でしたが、事件が起きたのは1戦目でした。
1戦目の対局者は起家から、
黒沢咲(TEAM雷電)
村上淳(赤坂ドリブンズ)
高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
石橋伸洋(U-NEXT Pirates)
ここ数戦ずっとトップが無く、先週末にはアサピンがまたも牌の見間違いを起こすなど、最近なんだか(個人的に)あまりパイレーツに明るい話題がなくて悲しい状況。
パイレーツとしては久々にトップが欲しい状況の中、序盤に村上選手が黒沢選手から大きなあがりを2度決めて、一人抜け出してしまいます。
そして東4局2本場、石橋選手の親番で、高宮選手が跳満をツモあがり。
点数状況はこうなり、完全に縦に長い並びとなってしまいました。
南1局0本場でポン!ポン!!ポン!!!ポン!!!!
南入して石橋選手がもらった配牌がこれでした。
右端は指で隠れていますが「発」です。
役牌対子が一つあるとはいえ、泣きたくなる配牌。
なんか、完全に印象だけなんですが、パイレーツって他のチームに比べて配牌が悪い事が多くないですか?
配牌時点のシャンテン数みたいなデータがあれば是非見てみたいなぁ。
さて、自分だったら、七対子でも目指すかなぁ、位に見ていたら。。
二巡目にいきなり9筒を村上選手からポン!
さらに直後に高宮選手から発もポン!!
電光石火の仕掛けで2副露。
でもまだ手牌はバラバラ。
解説の渋川さんは、ここで黒沢選手の親を落とせばラスの可能性がかなり減るので、多少リスクを取ってでも全力でアガりに向かっているんだろう、との事。
この仕掛け、自分には絶対できないなぁ、と思って見てました。
(むかーしなら、なんか気が向いたときに「ホンロー トイトイ」に見せかけたブラフで鳴いたかもしれませんが、少なくとも鳴くとしたらアガるつもりはほぼ無しで鳴くと思います)
さらに二段目に入って1萬2萬が対子の2シャンテンから1萬もポン!!!
そして、好形になった上家の高宮選手から2萬が切られると、少し間を置いて「ポン」。
なにこれ(笑)
白単騎に取ったので、「ホワイトクリスマスだ!」などとコメントタイムラインでも大盛り上がりになりました。
Mリーグで過去に裸単騎になった瞬間はあった記憶していますが、パッと思いつくのは、残り1~2巡などで海底ずらしや自分が余計な危険牌を引かない為に、安全は確保された状況で鳴いて裸単騎になる、という位ですかね。
今回の石橋選手のようにまだ中盤なのに裸単騎になるってあまり見た記憶が無いですが、怖すぎて自分には絶対出来ない仕掛け(特に最後の2萬鳴き)だなぁ、と思います。
ちなみに、白はこの時、黒沢選手が暗刻にしており、、
石橋選手は待ちを6索単騎に変えたりしていましたが結局アガれずに、高宮選手のツモあがりとなりました。
バッシーはオーラスのアガりが効いて2着
バッシー、捨て身の白の裸単騎待ちは実りませんでしたが、ラス親での村上選手からの直撃あがりが効いて、一時4万点近くあった点差を逆転しての2着フィニッシュ。
なんとかトップを取って気持ちよく年を越したかった所ですが、あの状況から2着で終えれたのは悪くない結果でした。
Twitterでの石橋選手のつぶやき。
もちろん本気で勝つつもりであの戦略になっているんでしょうけど、もう、自分で何か話題になるネタ探ししてわざとやってるようにも見えなくもないですね(笑)
◆2020/12/25 17:22 追記
路上感想戦でもこのシーン振り返ってくれています。
赤切りリーチ、(逆に園田選手への)赤切りリーチへの振り込み、大三元聴牌者いる状況でのリーチなど、色々と話題を振りまいてくれた石橋選手。
最近ネタっぽいのが多いですが、今年の中でいうと、2019シーズンのファイナル最終日1戦目、完璧な並びを作った対局は伝説と言ってもいいかな、というくらいパーフェクトな対局でした。
レギュラーシーズンは2018、2019と2年連続で100ポイント以上のマイナスなので、なんとか2020シーズンはポイントプラスでシーズンを終えれるように頑張ってください。
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