今シーズン(2020シーズン)のMリーグで一つの話題になっている石橋伸洋選手の赤切り。
12/3(木)の対戦で、その石橋選手のお株を奪う赤切りリーチを、赤坂ドリブンズ園田選手が敢行!
何の偶然か、同卓していた石橋選手がロン牌を振り込むという、面白い状況が発生したのでまとめておきます。
【東1局1本場】園田選手、赤5筒切りカン4筒待ちのリーチに石橋選手が振り込む
東4局1本場で、園田選手はこの手牌から、黒5筒ではなく赤5筒切りでリーチ!
1筒を切っており1-4P待ちは否定されている状況。
赤5筒を切れば、「カン4筒や4-7筒待ちは無いだろう」と他家が読んで振り込んでくれることを期待したリーチ。
これ、どっかで見たことあります。
今シーズン、多少の状況の違いはあれど、何度かU-NEXT Piratesの石橋選手が見せている技です。
そして、なんの偶然か、この日の実況席も、
「日吉&渋川難波」コンビでした。
先日の石橋選手の赤5索切り4-7索待ちに、鈴木たろう選手が振り込んだ際と同じコンビです。
日吉「赤ぎリーーチ!!」
渋川「出たー!」
今日も盛り上がってます。
そして、これまた何の偶然か因果か、園田選手の下家に座っていたのが石橋選手。
渋川「これ、4筒危ないですよ」
日吉「1筒、切れてる!」
日吉「コレ、石橋、園田に放縦しちゃったら、表歩けない!」
見事に浮いている4筒。
危ないバッシー!!!!
セーーーフ!!
大分悩んだうえでのスジの7索切りで一発回避。
自分自身でもよくやる手である為か、立直者が園田選手ということもあって、きな臭さは感じていた模様。
しかし、臭かったとしても、手詰まってしまったら、通る理由を探して少しでも頼れる情報に縋ることはあるので、この後もどうなるか分からない状況。
そんな中、瀬戸熊選手がこの手牌から7筒切り。
これで4-7筒の両面待ちは否定されてしまい、ますます4筒が安全そうに見えるように。
そしてその直後、聴牌した石橋選手、4筒切りでリーチ!!
ロン!
裏ドラは乗らずに5200点(プラス1本場)。
バッシー、開けられた手牌を見てこの表情。
頬っぺた膨らませて悔しそうです。
対局後の園田選手と石橋選手
このアガりもあって、この対局で見事トップを取った園田選手。
勝利者インタビューでまつかよさんにこの赤切りの件を振られて、
松本かよ「本日の対局でもう一つ、どうしても聞かなければ局面があるんですけれども」
園田「あ、あれでしょ!!」
食い気味に返答。なんだか嬉しそうでした(笑)
一方、振り込んだバッシーはTwitterで著作権侵害を訴えるこのツイート。
大分悔しいみたいです。
そもそも今回のケースは得なのか?
前回石橋選手がたろう選手から赤5索切りで討ち取った時のケースと比べてみます。
前回は、そもそも赤を切っても切らなくても満貫のままというケースであり、点数的な損はありませんでした。
結果的に後から赤5萬を手牌に組み込んだので、持っていれば跳満という状況だったのですが、おそらくあそこで赤5索を切っていなければ、たろう選手も4索を切ることはなかったでしょう。
それと比べて、今回の園田選手のケースは、満貫から5200点に点数を下げています。
石橋選手が振り込んだ際に、実況席ではこんな会話が。
渋川「いや、これ、石橋選手の心、代弁すると・・・」
日吉「あ、僕していいですか。『どうせ4筒切ってたから、5200(ゴーニー)で助かったな』」
渋川「それです」
そう、バッシーは頬っぺた膨らませて不満そうな顔してましたが、おそらく園田選手が赤5筒切りじゃなくても振り込んでいたでしょう。
これについては結果論かも知れませんが。。
まとめ
・石橋選手が振り込んだこと
・実況席が日吉アナと渋川難波プロのコンビだったこと
から、なかなか面白い状況でした。
「損か得か?」という話はあるものの、こういう化かし合いがあるとよりMリーグは観てて楽しいので、園田選手とバッシーには、今後もこういうトリッキーな事を魅せて欲しいです。
コメント